未病とは病気には至らないものの軽い症状がある状態のことを言います。
あきらかな病気と言われないまでも現代人の2人に1人は未病を持っていると言われるように
病気ではないけれど健康でもない状態、つまり、「だるい」「疲れやすい」「冷える」といった不調も未病といえるので、「そういえば自分も思い当たる」という人は、少なくないのではないでしょうか。
「病気になってしまってからそれを治すよりも、病気になりにくい心身をつくることで病気を予防し、健康を維持する」という予防医学の重要性が認識されてきています。
血管には
心臓から各細胞へ栄養素や酸素を運ぶ動脈と
各細胞から不要になった老廃物や二酸化炭素を心臓へ送る静脈がありますが、
構造も少し違います。
動脈は壁が厚く弾力性があるのに対して、
静脈は壁が薄く逆流を防ぐために弁がついています。
働き方が違ってしまうのもわかりますね。
血行が悪いと言う時は静脈の方が特に滞りがちです。
本来歩いたり軽い運動をして筋肉を動かすことで、
血管の収縮が促され血液が流れますが、
筋肉をあまり動かさないと血流が悪くなります。
そして静脈の弁に老廃物が溜まりがちになりそれがむくみの原因となります。
ご高齢の方の静脈瘤もまさに弁の所で交通渋滞が起こっている状態です。
どうやって解消?
まずは軽い運動やストレッチなどで筋肉を動かすことで、
血行が良くなります。
また静脈の弁は横から圧迫すると開くので
軽く揉んだりマッサージしましょう。
適度な圧をかけることで弁は開き、
流量改善も見られますが、
実は人が触れることで快感、安心感がリラクセーション効果を生み、
幸せホルモン・愛情ホルモンと呼ばれる“オキシトシン”が発生し、
リラクセーション効果があります。
(マッサージ器では得にくいですね)
さらに、自律神経の副交感神経が優位になり、
末梢血管が開き血流の拡大効果に繋がります。
免疫力アップのためにも血の巡りはとても大事です。
血液サラサラ美人でいたいですね。